トランスファーポンプ(原料供給ポンプ)
トランスファーポンプ(ドラムポンプ)
原料のドラム缶に挿し、圧送するポンプ
エアー駆動
このポンプの予防保全について
*エアーモーター部(上部のエアーにより駆動するところ)
・定期的なグリスアップ。クレ556等や汎用のグリスを大目にO-リング廻りに塗布
*ポンプ部
・イソシアネート液側は空気中の水分により硬化する為、液面が低下し露出した箇所
は作業後にふき取るだけでも長持ちする。
・加工した塩ビパイプ管にオイルを充填させておき、作業後に差し換える。
動作中に注意する点
・エアー駆動部の緩みがないかチェック。1気圧に迫るエアーは危険です。
エアーシリンダが吹き飛ぶ事例もあります。
・原料がない状態では高速で上下駆動し、ポンプシリンダー破損の原因になります。
E-20やその他他社吹付機械において、液圧バランス(Pressure Balance)が異なる場合
先ず始めに原料の供給が適当がどうかをチェックします。
・トランスファーポンプの動作は正常かどうか。
例)ISO(イソシアネート)側がPOL(ポリオール)側に比べ動作がゆっくり
⇒ISOの供給が間に合っていない(少ない)
・メイン機械までの供給ホース内部が閉塞気味
・フィルターストレーナのチェック(ゴミ掃除)等
先ずは正しく原料を供給することができることが適切な吹付の最低条件ですね。